WTO加盟の2年間を評価 商務部長が談話


文章の発表時間:2003-12-15 13:37:21

  中国の世界貿易機関(WTO)加盟から満2周年を迎えた11日、商務部の呂福源部長は次の談話を発表した。 

  WTO加盟にともなって中国の市場開放が進み、国内の経済発展が促進されただけでなく、世界経済の発展にもエネルギーを与えることができた。 

  この2年間、中国政府は誠実で責任ある態度を貫き、加盟時の合意事項の全面的実施に向けて努力してきた。貨物貿易分野では、関税の大幅引き下げを実施。2003年には農産物の関税率を16.8%に、工業製品の関税率を平均14.7%から10.3%に、それぞれ引き下げたほか、非関税措置のほとんどを撤廃した。サービス貿易分野では、対外開放に関する合意事項を実施するとともに、保険・観光サービスなどの一部分野では対外開放を前倒し実現した。 

  加盟後の過渡期の最初の2年間としては、中国はそれなりの成果を挙げた。過渡期が終わりに近づくにつれ、自動車・農業などの分野では問題が深刻になり、貿易保護主義が台頭している。中国の前途は決して平坦な道のりではなく、これまでの2年間より厳しい試練が待ち受けている。中国はWTO加盟時の合意事項を誠実に実施し、加盟国の権利を行使して、問題への対応力の向上に努めることで、今後の国内経済のハイペースでバランスよく、かつ健全な発展に貢献したい。

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